まいったなあ……。昼から酒を飲んだら、1日中頭がボーっとして、結局何もできなかった…。今日は、1歳くらいの姪っ子*1を、僕の家で預かった。だいたい赤ちゃんですね。基本的にバブバブ言って、ハイハイしてます。これが、かわいいんだよなあ。罪がないよなあ。赤ちゃんは、罪がないよなあ。僕みたいな醜い人間にも、屈託のない笑顔を見せてくれるんだもの。僕は、許されている。僕は、受け入れられている。僕は、愛されている。神さまみたいに見えた。僕の姪っ子が、神さまみたいに見えました。
僕も、あんなに純粋だったのかなあ。僕も、昔はあんなにかわいくて、罪がなくて、すべてを受け入れ、すべてを許し、すべてを愛していたのかなあ。
梨華ちゃんも、これを読んでいるあなたも、昔は赤ちゃんだったなんて、なんだか不思議だね。みんなと、赤ちゃんのころに出会えていたらさあ、打算も優越も軽蔑も何もなく、ありのままで、純真に、お互いを許し合って、愛し合えたのかなあ。
――長崎の犠牲者のみなさんに、黙祷をささげます。*2