煙草がまずい。ひじょうにまずい。なんでこんなにまずいんだろう? 体調がよくないときはまずいんだよなあ。煙草のうまさが体調のバロメーター、ってのは本当だね。なんでこんなにまずいのに僕は吸っているんだろう。「まず〜。まず〜」と言いながら吸っている僕は一体何者なんだろうか。
なんというか、ニコチン中毒だな。アルコール中毒だけでは飽き足らずニコ中でもある僕を、梨華ちゃん、君はどう思う? 薬品漬けの男は嫌いかい? 梨華ちゃんがやめろって言うなら、やめるけどね。でも女のいいなりになる男ってのもかっこ悪い気もするなあ。いったい、どうしたらいいんだ?
まあ、いいや。どうせ梨華ちゃんに会うこともないんだし。悲しいかな、梨華ちゃんに「お酒も煙草もやめて」なんていわれることなんて、一生無いんだし。ああ、悲しい。切ない。涙が出そうだ。
最近、カラオケに行くと、梨華ちゃんを想いながら唄っている。『I LOVE YOU』(作詞・作曲 尾崎豊)とかね。「きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく躰 抱きしめあえば」なんていう歌詞を、梨華ちゃんを想定して歌うの。けっこう、いいよ、これ。「ああ、もし僕と梨華ちゃんが、優しい目で見つめ合って、お互いの身体を抱きしめ合って、ベッドをきしませたら、それは一体どういうことなんだ! なんで、きしんでいるんだ! いやらしいことを、しているのか! したい! 梨華ちゃんと! たまらなく、したい…!」というようなことを思う。たまに歌いながら泣きそうになる。
梨華ちゃんとカラオケ行きたいなあ。梨華ちゃんとお酒飲みたいなあ。切ないなあ。切なすぎて、切れてしまうよ。脳の血管がプチプチプチプチ言ってる。聞こえるんだ。プチ、プチ、プチってさ。心臓もさあ、こんなにキュンキュン言わせてたら、体に悪いんじゃないか? 梨華ちゃんを見たり、梨華ちゃんのことを考えたりするたびにさ、きゅう〜ってなるんだけど。なんで? 病気? 雑巾が絞られるようにね、ぐきゅ〜って、なんだろう、これは。
その絞り汁が体中に広がっていくよ。なんか多分、きったない汁なんだろうな。もう、すごいもん、匂いが。腐臭を発してるもん。僕の体から、へんな汁が、腐臭をともなって滲み出てくるんだ。
あーあ、僕はなんでこんなに、「梨華ちゃん、梨華ちゃん」って言ってるんだ? 正直、こんなことしてる場合じゃないだろ? 決めた。明日から正気に戻るわ。*1
*1:2025年12月31日、文章を読みやすく整えました。
