Leaderさんが仕事で行けなくなったので、チケットを頂いた。
「梨華ちゃん、娘コンを観に行ってくるよ♪ 行ってきますのチュ! 好きだよ……」
新八柱駅から松戸の森ホールまで歩いていこうと思ったけど、迷いそうだったのでバスに乗った。
バスの中。後ろの席にカップルが座った。
「ねえジュン君、人がいっぱい乗っているね。何か催し物でもあるのかなあ。ねえジュン君、知らないところに来るのってわくわくするね。ねえ、あそこに人がたくさん集まっているよ。いろんな色の服を着ているわね。どんなイベントが催されているのかしら。ねえジュン君、ちょっと降りてみない? あそこに行ってみましょうよ」
ジュン君「そうだね、シオリ。行ってみようか」
そしてジュン君とシオリは僕の後について降りてきた。
僕はそのカップルの夢と希望が粉々に砕け散るところを見たくなかったので、早足で歩いて行き、後ろを振り向くことはしなかった。
娘たちは殆どノンストップで2時間くらい歌い続けた。
ガキさんは客席の隅々まで手を振って笑顔を振り撒いていた。優しい。みっつぃ〜のおっぱいは大きい。みっつぃ〜スマイルはホノボノとしていてとても良い。小春ちゃんのソロ曲をやらないのはいかがなものか。きらりちゃんヲタがちょっとかわいそうだ。
僕の目の前に超オドリストがいて、娘たちより激しく踊っていた。警備員に殺意のこもった目で見つめられていた。前後にコブシを突き出す踊りのとき、後ろに繰り出されたパンチが僕の顔面にヒットしそうになった。生ぬるい風が何度も僕の鼻を撫でた。僕は前に出すぎないように気をつけながら舞台とそのオドリストを観ていた。